第 034 回
平城宮跡の広い草地を、ゆっくりと歩いた。遠くに朱雀門の赤い輪郭が見える。
かつてここに都が栄え、やがて廃れ、長い間土の下に眠っていた。それが今、少しずつ掘り起こされ、形を取り戻してきた。
幾度の盛衰を経ても、この大地は変わらず広くある——そのことが、なぜかひとつの安心感として、胸に届いた。
また失敗しちゃった?良いじゃない。
それは、挑戦し、行動している証左。
失敗することよりもマズイのは、" 失敗しない " こと。
だって、それは挑戦や、行動をしていないのと同義だから。失敗の多い人生万歳!!
失敗を悔やむ夜もあっていい。ただ、明日の朝——また動き出せるなら、それはもう十分すぎるほど、人生を生きている。