第 029 回
奈良の大仏は、1300年の時を超えて、ただそこに座り続けている。
誰かに合わせるわけでも、誰かのために形を変えるわけでもない。ただ、静かに、自らの軸を持って在り続ける。
その前に立つとき、ふと問いかけてくる気がする。
「あなたは、自分の軸を持っているか?」と。
決して『他者貢献』=『滅私奉公』ではない。
まずは、『自分を軸』とし、自分を満たすことが大事。
ただし、『エゴ』ではなく、あくまでも『自己』を持つということ。
『自己』が無ければ、他人に優しくすることすら叶わない。
自己を満たすことは、自分勝手ではない。それは、他者へ届く温かさの、源泉を育てることだ。