第 071 回
奈良市の西に、西大寺という古い寺院がある。奈良時代に称徳天皇によって創建され、一時は七大寺に数えられた大きな寺であったが、幾度もの衰退と復興を経て今の静かな姿になったという。
境内に足を踏み入れると、本堂と四王堂が向かい合うように建っている。石畳の上に落ち葉が一枚、風に押されてゆっくりと動いていた。止まっては、また動く。
軒先の木組みに、小さな鳥が一羽止まった。しばらく辺りを見回してから、ふいにどこかへ飛び去った。境内にはまた静けさが戻り、ただ風の音だけが残った。
『新しい事をすると起きることの1つ』
何か小さな事でも新たにやってみる。
→慣れない不便や、失敗が起きる。
→大いなる脳の刺激になると共に、その不便を解消しようとし、
また失敗を糧に創意工夫しようとする。
→結果、小さな事を始める前より成長している。
小さな一歩は、いつだって予期しないものを連れてくる。それでいい、という気がする。