第 012 回
寒い朝、夜明け前に目が覚めた。
窓の外はまだ暗く、部屋の中もしんと静まり返っている。白い息がゆらりと立ちのぼった。
それでも、カーテンの端にかすかな光が見えた。夜が、明けようとしていた。
ああ、今日もまた朝が来た——そう思った瞬間、胸の奥が静かに温かくなった。
今日も寒く冷たい夜が明け、朝目覚めることができた。
それと同様に、今あなたがどんな苦しい、つらい時であったとしても、それはいずれ終わる時が来る。
『明けない夜はない』。
自分自身が、変わろうと小さな1歩を踏み出すことで、夜明けはすぐにやって来る。
夜の深さは、夜明けの美しさと同じだけある。